子どもにとっても親にとっても当たり前となっている給食。

毎日お弁当を作る手間を考えると

大変ありがたい存在に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中、近年「給食費の滞納」がよくニュースで流れるようになってきました。

その額なんと推計約22憶円!(平成24年度)

払いたくても払えないという経済的な理由の方がほとんどだと思います。

 

しかしここで要注意!

仕方がないからといって何もせず給食費滞納を続けてしまうと

とんでもないことになるかもしれません!

最悪法的措置がとられてしまう例も・・・

今回の記事では給食費を滞納した場合のその後や

どうしても支払うのが厳しい時の対処法についてまとめていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

全4段階!給食費を滞納するとこうなる!

給食費というのは、学校給食法という法律で保護者の方に

食材費等としてご負担していただくべきものと定められています。

 

公的な機関で、しかも義務教育である子どもが食べるといっても

きちんと支払う義務があるのです。

ではその給食費を滞納してしまうといったいどうなってしまうのでしょう。

全4段階にまとめてご紹介します!

 

第一段階

集金日をすぎるとまず行われるのは、担任を中心とした教員による催促です。

連絡帳や手紙、電話等でいつ払ってもらえるかの相談となります。

そもそもクラスの1割程度は集金日以降に遅れて支払うご家庭が存在しますので、

この段階ではそこまで目立つことはありません。

 

教育委員会や学校の方針にもよりますが、1カ月程度はきちんと担任に相談すれば

十分支払いを延期してもらえるはずです。

もちろん、本音を言えば担任としては事務処理上、

集金日に欲しいところなのですが、

教育活動を円滑にすすめるためにも保護者の方とお金のことで

気まずくなりたくないという気持ちが強いため、

支払う意思と期限さえ示してもらえれば待つことは可能です。

 

第二段階

次の段階は学期末です。

学期末の後には長期の休みがあります。

記憶があやふやになったり、

転校や事故などの予期しないことが起こったりして、

もし集金できなければ困ったことになりますので、

学校に呼び出されたり家庭訪問されたりと催促が厳しく、

頻繁になることが考えられます。

 

第三段階

さらに滞納を続けると学年末でまとめて請求されることになるでしょう。

年度を超えると教員の配置換えや名簿の整理等で学校がバタバタします。

その前にきちんと支払ってもらえるよう、

学校長からも継続的に何らかの動きがあると考えて間違いないと思います。

 

第四段階

そして最後は滞納を始めてから2年が経つときです。

給食費の請求権は2年で時効消滅します。

ですので2年が経過する前に教育委員会が動き出すことになるでしょう。

ただし、時効消滅までに支払いの意思を示した場合には

時効が延長になることもありますのでご注意ください。

教育委員会が動いても事態が進展しないと判断された場合、

法的手段を検討されます。

法的手段とは簡易裁判所の支払い催促手続を利用することです。例を示すと・・・

三田市HP

「税金は市が直接強制執行できるが、学校給食費は

直接強制執行できないため、裁判所による徴収手続きを行う。」

とあり、平成28年度は実際に3件行われたようです。

大阪市HP

「催促等を繰り返し行っても納付してもらえない長期・高額滞納者を対象に滞納整理業務の一部を弁護士に委託しています。」

とあります。

 

 

「裁判所に頼るなんて冷たい・・・」

と思われるかもしれませんが、教員が支払いの催促を続けるため、

本来の職務に支障をきたす場面も出てきています。

 

さらに、学校としては本来協力関係を築きたい保護者と無用な衝突を避けつつ、

必要な費用が回収できるという利点があり、法的手段は今後広がっていくと考えられます。

 

給食費が払えない!まず一番にするべきこととは?

まずは担任や学校に相談してみましょう。

払えない理由にもよりますが、支払いを待ってもらうことは十分に可能です。

また、経済的にこの先払うことが厳しい場合には、

各市町村にある制度を紹介してもらえるはずです。

 

就学援助制度というものがあり、認定されると給食費の補助をうけられます。

  • 生活保護受給世帯・・・全額支給
  • 経済的に困窮している家庭・・・2分の1(小学生は全額)

 

年度途中に認定された場合でも年度初めの分から支給されることもあります。

詳しくは各市町村にご確認いただき、

対象の方はぜひこの就学援助制度をご活用いただければと思います。

 

子どもはどうなる?給食費を払うまで給食は食べられない?

滞納している間、お子さんのことが心配な方も多いのではないでしょうか?

親の経済的な理由で子どもに恥ずかしい思いはさせたくないものですよね。

 

この点に関してはご安心ください。

滞納している間もお子さんも給食を食べられます。

ただし、残念ながらお子さんにとって心配事が全くないわけではありません。

それは、滞納されているお子さんにだけ手紙や封筒が渡されたり、

お子さんを通して支払いを求めてきたりする場合があることです。

このようなときは子どもとはいえ、

何かを感じ取ってしまう可能性はあるでしょう。

予め学校に子どもを通さないように頼んでおくと緩和することができます。

 

今回の記事のまとめ

給食費は集金日が過ぎたからすぐに何かが起きるわけではない。

ただし、長期になると法的手段をとられてしまうこともある。

 

支払いができないときの対処法としては、まずは担任・学校に相談!

理由を示し、制度の紹介や延期を求めましょう。

 

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