スーパーのお漬けものコーナーにも並んでいる福神漬けは、

カレーのお供として定番とされている名脇役ですよね。

 

甘辛い味付けと、カレーとの相性も抜群の福神漬けは、古くから日本人に愛され続けているお漬けものです。

普段何気なく食べている福神漬けですが、

何故このネーミングになったんだろう?

福神漬けに使用されているこの野菜って何?

など、ふと疑問に思った事はありませんか?

 

今回はそんな疑問に答えるべく、意外と知られていない

福神漬けの由来や歴史的について探ってみようと思います。

 

福神漬けの誕生

 

福神漬けは、1887年に江戸時代の初期に開業された上野の漬物店「酒悦」で、

当時の店主・野田清右衛門が初めて作ったものだとされています。

明治時代の漬物は、塩漬けの漬物が主流であったため、

なんとか醤油を使った漬物が作れないだろうかと考えた野田清右衛門は、

10年もの時間をかけ、福神漬けを完成させました。

 

福神漬けのために3種類もの醤油をブレンドするというこだわりと、

大根・茄子・かぶ・うり・しその実・蓮根・なた豆といった全7種類の野菜を使用して作られた漬物は、

庶民の間で大評判となり瞬く間に日本全国に広まったのです。

 

「福神漬け」名前の由来は?

日本には「七福神」と呼ばれる7人の神様がいますが、

福神漬けは、この「七福神」にちなんでつけられたとされています。

原料に7種類の野菜を使用していた事や、
福神漬けが誕生した上野の酒悦の近くには、

不忍池という有名な池があるのですが、

そこに七福神の一人である弁財天が祭られています。

それにあやかって、当時人気のあった作家・梅亭金鵞が福神漬けと命名したと言われています。

 

さらに、福神漬けさえあれば他におかずがいらない=節約が出来てお金が貯まるという事で、

この漬物は「福の神」だ!とされ、福神漬けと呼ばれるようになったとも言われています。

そのため、とても縁起の良い食べ物として食卓に欠かせない一品だとされていたようです。

 

7月29日には福神漬けを食べよう!

 

みなさんは福神漬けの日がある事をご存じでしたか?

名前の由来とされている七福神にちなんで、

7(しち)月29(ふく)日は「福神漬けの日」として登録されています。

 

福神漬けには7種類もの野菜が使用されている事から、

野菜の苦手な子供から、野菜が不足しがちな大人まで、

幅広い世代に野菜を摂取してほしい!

歴史ある福神漬けをもっとたくさんの人に知ってもらいたいという願いから、

福神漬けの日が制定されました。

 

 

福神漬は昔から縁起の良いお漬物として庶民に親しまれていましたが、

大正時代に日本郵船のコックさんが、

外国航路客船の食堂でカレーライスに福神漬けを添えた事がきっかけで、

今なお日本でもカレーに福神漬けに添える事が定番とされています。

 

そのカレーの需要が最も多いのが、ちょうど夏休み頃という事で、

子供たちにも福神漬けをカレーに添えて食べてもらいたいという思いも込められている様です。

 

☆プチ豆知識☆

 

現在では、カレーのトッピングに欠かせない福神漬けですが、

最初はカレーにピクルスが添えられていた様です。

しかし、酸っぱくてクセのあるピクルスは当時の日本人の口には合わなかったとされています。

 

まとめ

 

長い年月をかけて生まれた福神漬けは、

名前の通りとっても縁起の良い食べ物として、多くの人から愛されて続けています。

そして、福神漬けの日が制定される程、日本人に親しまれているお漬けものです。

カレーの名脇役とされている福神漬けですが、

昔の方のようにお漬け物として食卓に並べてみるのも良いのではないでしょうか。

 

 
 
 
 

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